容疑者 室井慎次

時間があったので、友達とぜひ見ようということになり。




しかーし。




行く前にyahoo掲示板を見たのが間違いだった。





そこに書いてあったのは賛否両論の意見。ていうか賛成三割反対七割という感じ。レビューを見ても「あ」「え」「ん」「・・・(・ω・`)」行くのが不安になる。



そして見ましたよ。ええ見ましたよ。



公開中なのでレビューは続きに。

ま、正直な感想


否定的になる気持ちは分かるわ。



セリフ聞き取りにくい部分だいぶあったし、踊る本編のようなハラハラドキドキ感もなく。。「面白くない」と言ってしまえばそれでおしまい。





ただ。






「面白くない」の一言で終わらせていい映画だろうか??と僕は思う。









この映画、人間の黒い部分をはっきりと示しているような気がする。実際はどうなのかは知らないが、反吐がでるくらい「出世」とか「面子」の欲にまみれた警察内部、金で簡単に動く世界、法に縛られた人間、そして正義感への恐怖。正しいことをしようとしても、人間の黒がそれを阻む。勢力に押さえつけられて身動きが取れない体。

そして、一番怖かったのは、八嶋智人演じる灰島弁護士が巧みに使った「過去」という名の人質。触れられたくない過去、ずっと隠しておきたかった過去。それを穿り出して人質にして、逆らえないようにする。なんて酷いやり方だろうと思う。でも、最強の戦法だとも思った。もし僕の目の前に灰島弁護士が現れたら、絶対僕も崩れてしまうだろうな。。。今回八嶋さんいやな役だなぁとか思ったけど、そのセコさがぴったりはまってたね笑



ストーリーとしては結局金持ちバカ女の悪態に踊らされて、って感じでしたが、やはりどんな事件にしろ、主役の室井慎次でこの映画が決まると思います。室井さん、良かった。汚い警察を辞めてでも捜査を続ける、いつまでも正義を貫くその姿かっこいいし、ここは踊る本編と一つも変わってない。今回は切ない過去の話もあったけど。ステキでしたね。

筧さんと真矢さんの役も室井さんを守るすごいイイ役だったとおもいます。「あの人は警察に必要だ!!」あの結論にいたってなぜわが故郷広島に送るか笑 広島警察署に室井さんいるとかまじドキドキするじゃ〜ん(*´ω`*)


えーとあと田中麗奈がかわいかったです。そこはもう(´Д`*)ヤラル 笑



あと笑いの部分について言うと(今回の話には完全に「笑い」はおまけって感じでしたが)スリーアミーゴスは存在そのものに笑ってしまったし、あとはあれです、「室井君は東北大学出身よ?」


。゜(´∀`゜)ノ゜。あっはっはっは 



これはギバちゃんファンじゃないと分からんネタというか。

後よく考えたらギバちゃんと哀川さん夢の競演じゃないですか!!一世風靡ですねソイヤッてね笑  うわー俺昔の人みたーい(^^;)


あとは音か、室井さんのテーマ「だだっだっだっだっだっだだー」をもう少し多用というかたくさんアレンジが欲しかった気が。なんつーか・・・ラストが微妙だっただけにちょっとあってなかったかなぁと。そんな感じ。






まぁ結論、見てよかったと思いますよ。否定する人多いけど、それはやっぱ踊るに固定観念を多少持ってるんじゃないかなーと思う。これもアリって感じでよいかと。